LUMIN のネットワーク・トランスポート、U1 MINI がモデルチェンジして U2 MINI になりました。
U1 MINI は聴いたことがあるのでその記憶と比較試聴しようと思いましたが笑、せっかくなので私物の BLUESOUND:NODE 2i とも比較しましょうか。
今回DACとして使う Marantz:SA-10 の上に、ERAUDIOのボードと Alto Extremo の Neo Flex L を介して鎮座ましますのが私物の NODE 2i 。
なるほど。まあいつもの音です。ちなみに NODE 2i も既にモデルチェンジして現行機は NODE という名前になっているようですね。
では U2 MINI に繋ぎ換えましょー。
・・ちょっと NODE 2i には酷な勝負だったかな(^^;)。NODE 2i は私が量販で買った当時確か税込7万円台で、U2 MINI は税別定価が40万だからそもそもライバルたりえない笑。逆に7万円台でよくぞここまでと褒めてあげるべきネットワークプレーヤー(DACも内蔵してこの値段である!)。
とはいえ一応比較試聴なので違いを述べれば、やはり物量の差が出てしまうんでしょう、NODE 2i はどうにも腰高なバランスで、U2 MINI は NODE 2i に比べるとピラミッドバランスにさえ感じられてしまうほど重心が低い。弦楽四重奏曲と言えど腰高で良いわけはなく、U2 MINI で聴くとチェロは勿論ヴァイオリンとヴィオラの実在感が安定するので音楽としての説得力が否が応にも増してしまう。
ビヨンセの屋外ライブも、腰高→ピラミッドバランスという変化がバンドの熱量上昇(というか、こんなに熱量高かったんだという驚き)という形で伝わってしまうし、PAを通したヴォーカルの密度感も増している。
iPhoneにいれた LUMINアプリ の操作画面(TIDAL)。次に再生するバレンボイム指揮ブルックナー1番を探しているところだが、MQAマークの有無をはじめとにかく一覧性が高いのでお目当ての録音を探し易いことが判るだろう。
オーティス・レディングのヴォーカルが正しく太い!濃い! 加えて立体的!さざ波は実在感が NODE 2i は勿論、記憶している U1 MINI のそれよりも明らかに高い。
そして最後のブルックナーも同じこと。そもそも NODE 2i でブルックナーが、交響曲が腰高だったのはやっぱりまずいでしょ笑。そして U2 MINI だとピラミッドバランスなだけでなく、・・電源部の違いもあるんでしょうねえ、演奏のダイナミックレンジが NODE 2i より圧倒的に広い。これがブルックナーに「効く」ことは言うまでもないでしょう。
U2 MINI の背面。
DACを内蔵しないのでデジタル出力ばかりである。
※ 撮影用に Neo Flex 1個で斜めに浮かしています。
U2 MINI は輸入元の情報によると「計算システムがハード、ソフト共に」U1 MINI とは別物とのことでしたが、納得笑。モデルチェンジの結果総じて音楽表現がだいぶ大人になった印象です。私もモデルチェンジできるものならしたい。とりあえず新しい床屋を探すS田でした。